ウインカーのタイミングと道路交通法


ウインカースイッチ


車(バイク)等を運転していつも思うのが、交差点での右折時左折時、右折及び左折車線への進路変更、複数車線での進路変更で、ウインカー(合図)を出さないか、信号が変わった瞬間のタイミングでウインカーをだすドライバーが多いように感じますね。

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(出典 wp.paper-driver.jp)

右折車線のない交差点では


例えば右折車線のない交差点で信号待ちをしているとき、先頭車両が青になった瞬間、右折のウインカーを出すのを多々見てきました、信号待ちをしている最中に右折のウインカーを出してくれれば、後続車としてもそれなりの心構えができるというものです、中にはウインカーを出さずじまいで右左折しているドライバーも見受けられます。

また、右折車線のない交差点を右折する際には中央線寄りに、車両を真っすぐ停車するべきところを、車線の真ん中から右折方向に斜めに停車している、この段階で直進の後続車が、左側から通れなくなり渋滞の原因にもなるのではないでしょうか。

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(出典 aichi-pds.com)

ウインカーのタイミングは


ウインカー(合図)は前方、後方、左右、歩行者に対し自身の車の動向を知らせる、という意思表示なります、意思表示をすることによって、
周りの車両及び歩行者が危険を予測し次の行動に移せるものではないでしょうか。

免許取得時に教習所にて、ウインカーを出すタイミングを教習したはずですけどね、道路交通法施行令第21条に掲載されているのは、ウインカーのタイミングは、交差点の30m手前、進路変更する3秒前とあります、それを怠った場合には、合図不履行違反で罰せられます、ただ取り締まりもあまりない様子に感じられます。

交差点の30m手前、進路変更する3秒前と言う規則からすると右折車線、左折車線がある場合には、まず右左折車線への進路変更で3秒前、右左折車線に入ってから、交差点の30m手前になります、これから考えると、右左折車線がある交差点では、交差点の手前、約70mからウインカーを入れっぱなしになると思います。

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(出典 driver-box.yaesu-net.co.jp)

罰則は


またウインカーは、早ければいいというものではありません、早すぎれば、逆に周りのドライバー等を混乱させるだけです、この場合は合図が早すぎたということで、道路交通法「合図制限違反」で罰せられると言われています。

当然、交差点付近では減速することが義務付けされているので、ウインカーとブレーキの順番が出てきます、ブレーキから先になると後続車は直進するのか、右折及び左折するのかを判断できない、下り坂でない限り右折及び左折の場合は、ウインカーを出した後に、ブレーキという順番になると思います。

道路交通法による罰金は次のようになります「合図不履行違反」は普通車で6,000円減点1点、「合図制限違反」は普通車で6,000円減点1点となります。

右折、左折どちらのウインカーを出せばいいのかわからない道路形態があります、高速道路の加速車線みたいな道路形態です、高速道路であれば進路変更と同じ考え方なので右折のウインカーを出せばいいのですが、一般道の場合の付加車線から本線への侵入は右折、止まれの標識とかある道路は側道から本線への交差点と考えて左折のウィンカーを出す、結構紛らわしい道路形態があるみたいですね。

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(出典 rinsuke.com)

停車は左ウインカーかハザードか


交差点近くで右折するために、右側車線に車線変更をしようとしている車両に対し右側車線を加速し、その進路を妨害した場合は「交差点右左折等合図者妨害違反」となり罰せられる、譲り合いの精神が必要ですね。

停車中は左ウインカーかハザードかどちらでしょうか、停車するための行為としはハザードではなく、左ウインカーをだして停車し停車してからは左ウインカーは消すとのことです。

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(出典 www.webcartop.jp)

整備不良になる


ほとんどの車のウインカーは、片方3か所についています、その場所は前方、後方、前方横にあります、時々ウインカーランプの点滅が以上に早いのを見ることがあります、これは3か所のランプのどれかが切れている可能性があります、そうなった場合後ろ側であれば後続車に意思が伝えられなくて、追突事故になる可能性が高いです。

判断基準は運転席でも確認ができます、ウインカーを出した時のカチカチ音です、右折と左折のカチカチ音のどちらか早くなっている方が電球切れなので、早急に修理させた方が事故防止にもつながると思います。

最近ではサイドマーカーからドアミラーにウインカーがついている車が主流になっているみたいですね。

また、ウインカーが点滅しない場合は、ハザードスイッチをONにしてみましょう、ハザードが正常であればレバースイッチの故障と考えられます、そうでなければヒューズ、リレーの故障が考えられます。

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(出典 upload.wikimedia.org)

まとめ


・ウインカーを出すタイミングは、おおむね交差点直前では30m、車線変更は3秒前
・右折車線のない交差点では、中央線寄りに車両は真っすぐにし待機
・下り坂以外はウインカーを出してから、減速する(ブレーキランプを点灯)
・「合図不履行違反」「合図制限違反」の罰則がある
・両方のウインカーのリレー音の早さが異なれば、電球切れの可能性がある

該当の場所に来たらウインカーをだすのは、マナーでもなんでもありませんルールです、それを怠ったら罰則が待っていて、何よりも歩行者及び周囲の車両への意思表示をする、そして自らの防衛運転にもなりますね。