薄暮時に事故が多い
薄暮時間帯に車のライトを点灯しないで走行している車両をよく見かけます、ドライバーとしては自分が見えるからという感覚で、運転しているのではと思いますが歩行者及び他の車両からは見えずらい時間帯になっています、自分の車の存在をアピールすれば、歩行者及び他の車両の飛び込みを防げるのではと思います。
事故が一番多く発生している時間帯は、薄暮時という統計が出ているようです、薄暮の時間帯というのは日没の前後1時間と言われています、事故の内容は8割が歩行者の道路横断中に衝突事故が多く、その中でも65歳以上の高齢の歩行者が被害に遭う死亡事故が、多くなっているようです。
薄暮時はドライバーとしても神経を使う時間帯となっており、歩行者としても車の動きが見えづらい時間帯、これらの事故防止には早めにライトを点灯すれば歩行者及び他の車両に存在をアピールできるのではないでしょうか。
薄暮時に信号のない交差点で歩行者が、考え事をしながら道路を横断しようとしている時に、ライトを点灯してくる車両は横眼からでも目に入って車の存在を認識すると思います、無灯火の車は横眼では気が付かないのでそのまま横断し事故に巻き込まれる可能性があると思います。
また、薄暮時だけではなく、雨の日も要注意です、日中帯といえど雨雲が厚い時は太陽に光が遮断され薄暮時より薄暗くなる場合があります、雨による視界の悪さも出てきますのでライト点灯はかなり効果があると思います。

(出典 cdn.pixabay.com)
黒色の車に要注意
薄暮時で、自分が運転する前方の視界は明るいように見えます、しかし、ルームミラー及びサイドミラーを覗けば、後続車が見えずらいように思われます、肉眼で前方を見るのとルームミラー、サイドミラーの見え方にはかなり差があるみたいですね、特に黒色の車は要注意です。
高速道路で夕方の時間帯に車線変更をしようとした際に、サイドミラー等で後方の車の有無を確認し、ウインカーを入れ車線変更しようとした瞬間、ライトを点灯していない黒い車に、追い抜かれヒヤッとしたこともありました、こういう経験がないですか。
また夜間に、大型スーパーの屋内駐車場から出てくる車で前照灯を点灯しないで出てくる車をよく見かけます、屋内駐車場内は明るく昼間の感覚で前照灯をオンにしないで、出てくるのではないかと思います、たとえ駐車場が明るいからと言って、時間帯は把握しているはずなので、日ごろから前が見えようが見えまいが時間になったら事故防止のためにライトを点灯する行為を習慣づけるようにしたほうがいいかと思います。

(出典 p0.piqsels.com)
アンケート
JAFが、「早めのライト点灯」について、アンケートを実施したところ、その結果、ドライバーの80%が「早めのライト点灯」を実施しているとのことです、実施をしていると回答したドライバーの中でも、4割のドライバーが、事故防止のために前照灯を点灯してる、との回答です、残りの4割のドライバーは、スモールライトを点灯しているとの結果です。
薄暮時、スモールライトを点灯し、走行している車を、よく見かけます見かけるたびに思うのですが、スモールライトを点灯するぐらいなら、スイッチをあと一段回し、前照灯を点灯させれば、いいけどなと思います。

(出典 i.ytimg.com)
自動点灯機能
国土交通省は、道路運送車両法を改正して事故防止のために前照灯の自動点灯機能の装着を義務付ける、と発表しているようです。
自動点灯機能はついているものの、はたして周囲の明るさに対して、手動で点灯していた時間帯の感覚と、同じタイミングで点灯してくれればいいのですが。
自動点灯機能がついていた車ですが、トンネル内の照明が明るかったのかライトがなかなか点灯しないので、手動でライトを点灯し走行したこともありました。
自動点灯機能は、周辺の照度を感知し自動でライトを点灯させてくれる便利なものですが、自動に慣れてしまって何かのタイミングで自動OFFになっていた場合、ライトを点灯せずに走行してしまう危険性もあります。
また、自動点灯機能が付いていない他人の車を運転した時に、自動でライト点灯するといういつもの感覚で運転すると、ライトを点灯せずに走行するリスクもある。
薄暮時間帯は自車のライトが点灯しているかは、前方の視界からは判断できません、判断の方法は信号待ち等で前の車の後部を鏡代わりにして確認するようにしています、またライトの電球切れの確認もできます。

(出典 www.nissan.co.jp)
まとめ
・交通事故が発生している時間帯は薄暮時に多く発生している。
・薄暮時のみではなくて雨の日とか、とにかく薄暗くなったと思ったら事故防止のためにもライト点灯の習慣づけ
・明るい駐車場等から出る際は、時間帯によってライト点灯の習慣づけ。
・自動点灯機能をONにしていても、ライトが点灯しているかを確認する必要がある。
早めのライト点灯は、歩行者及び周辺車両に、自車の存在を認識してもらい、危険を回避してもらう為だと思います、自分は周囲の視界が開けているか大丈夫ではなく、歩行者または車両などの飛び込み等、もらい事故のリスクを減らすためにも習慣づけていきたいものですね。
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